この前、セスキ炭酸ソーダを使って洗濯機を掃除したのですが、よく調べてみると、セスキより漂白剤の方が効果があることが解りました。
しかし、漂白剤には酸素系と塩素系の2種類があるので、洗剤の特徴や、良い点・悪い点、掃除の方法をまとめてみました。
酸素系漂白剤を使う場合
特徴
強い発泡性を利用して、カビを剥がし落とします。
塩素系に比べると殺菌力が弱いものの、手肌や環境に優しく、扱いやすいのが特徴です。
メリット
- ツンとした臭いがしない
- 環境や肌に優しい
- 衣類へのダメージがない
- 汚れ落ちが解りやすい
デメリット
- 浸け置きするので時間がかかる
- 塩素系よりも殺菌力が弱い
- 汚れカスをすくい取るのが面倒
- お湯が必要
用意するもの
- 酸素系漂白剤(粉末100g/10L)
- ごみ取りネット
- お湯(40℃~50℃)
- 歯ブラシや洗濯槽用ブラシ
- 雑巾
※液体漂白剤を使う場合は100ml/10L
手順
- 洗剤投入口とゴミ取りネットなどのパーツを外す(別洗い)
- 洗濯機内側のゴミをブラシや雑巾などで取り除く
- お湯を高水位まで入れる
- 漂白剤を入れる
- 標準の洗いのみで3分ほど回す(泡が溢れそうになったら途中で止め、洗面器などですくい取る)
- 2時間~一晩浸け置き
- 標準の洗いのみで3分ほど回す
- 浮いた汚れをごみ取りネットで取り除く
- 排水して脱水する
- 洗いから脱水までのフルコースを1回行う(汚れが酷い場合は2回以上回す)
- 洗濯層に残った汚れや水滴を雑巾で拭く
- 蓋を開けてしっかり乾かす
注意すること
- 必ずお湯を使う(水だと漂白剤の威力が発揮しない)
- 浮いた汚れはごみ取りネットですくい取る(サボると洗濯ものにゴミが付く)
人気の酸素系漂白剤
塩素系漂白剤を使う場合
特徴
とても強い殺菌力を持ち、目に見えない汚れや菌を溶かして汚れを落とします。
メリット
- 殺菌力が強い
- 見えない菌を分解してくれる
- 水で汚れが落ちる
- 浸け置きがいらず短時間でできる
デメリット
- ツンとした臭いがある
- 汚れ落ちが解りにくい
- 肌への刺激が強い
用意するもの
- 塩素系漂白剤(液体100ml/10L)
- 水
- 歯ブラシや洗濯槽用ブラシ
- 雑巾
手順
- 洗剤投入口とゴミ取りネットなどのパーツを外す(別洗い)
- 洗濯機内側のゴミをブラシや雑巾などで取り除く
- 漂白剤を入れる
- 標準コース(高水位)を選び、洗いから脱水までのフルコースを1回行う
- 洗濯層に残った汚れや水滴を雑巾で拭く
- 蓋を開けてしっかり乾かす
※洗濯槽の汚れがひどい場合は、浸け置き洗いをすると効果的です。
注意すること
- すすぎ残しをしない(衣類が色落ちする場合がある)
- 酸性タイプの製品と混ぜない(有毒な塩素ガスが出る)
- 酸素系や還元系漂白剤と併用、混合しない(効果が落ちる)
人気の塩素系漂白剤
洗濯槽の掃除頻度
1~2ヶ月に1回を目安に掃除をしましょう。
最後に
短時間でチャチャっと済ませたい場合は塩素系、プールのような臭いや肌荒れが気になる場合は酸素系と使い分けたり、交互に洗剤を変えるのもアリです。
ただし、掃除を怠るとカビが増えたり、洗濯物が臭くなることもあるので、定期的に掃除することをオススメします。