先日、中国製の安い1人用土鍋を買いました。
まだ3~4回しか使っていないのに、鍋の内側を焦がした結果、土鍋が使い物にならなくなりました。
その原因は、焦げの落とし方にあったので、私の失敗談(写真付き)と焦げの落とし方を紹介したいと思います。
土鍋が使えなくなった原因とその状態
なべ底に重曹の白い粉が噴出して、表面が剝がれてしまいました。
土鍋の小さな穴から重曹が染みこみ、土鍋の成分と反応して結晶化し、底が剥がれたようです。
そもそも、土鍋がダメになったのは、重曹の量を増やし過ぎたのが原因でした。
↓↓↓ ちなみに私が使った土鍋はコレ ↓↓↓
使う前に知っておきたい土鍋のメリットデメリット
土鍋のメリット
土鍋は温まると遠赤外線を発します。
そのため、土鍋自体が熱を蓄え、食材の芯までじっくりと火を通すことができるので、食材の旨味を引き出してくれます。
また、火を止めても土鍋が冷めにくいので、保温効果もあります。
土鍋の表面には細かい穴が開いているので、そこから細かい気泡が作り出され、食材が動きにくくなるので、煮崩れがしにくくなります。
土鍋のデメリット
土鍋は重くて割れやすく、熱伝導率が悪いため、沸騰や加熱するまでに時間がかかります。
急な温度変化に弱いため、熱い土鍋に水をかけたり、空焚きすると割れる危険性があります。
また、濡れた状態で火にかけても割れることがあるので、しっかりと乾かした状態で調理をして下さい。
土鍋は、割れやすさを防ぐために、目止め(コーティング)をして表面の穴を防ぐ必要があり、手入れも面倒です。
土鍋は水分が染み込みやすいので、食器用洗剤やクレンザーで洗うのもNGです。
重曹を使った焦げ落としで気を付けたいこと3点
土鍋はアルカリに弱い
土鍋の釉(うわぐすり)はガラス質でアルカリに弱いです。
沸騰した重曹水に浸けると浸食されるので、重曹の量が多いと白い粉が噴出します。
そのまま何度も使い続けると、表面がボロボロになって欠けてしまうこともあるので、白い粉が噴出した場合はお湯で土鍋をよく洗い、水を張った大きな鍋で土鍋の重曹を煮出し、乾かして使うことをおすすめします。
重曹は適切な量を使う
重曹の量は、水200mlに対して大さじ1杯が目安です。
土鍋の8分目まで水を入れたら重曹を加えてよく溶かし、蓋をして弱火から中火の間でゆっくりと煮立たせます。
沸騰して10分ほど経ったら火を止め、完全に冷めたら柔らかいスポンジなどで擦って焦げを落とします。
最後に土鍋をよく拭き、しっかりと乾かして終了です。
重曹は食用を使うとよい
土鍋に重曹が残ってしまうことも考慮して、掃除用よりも食用の重曹を使う方が安心です。
重曹を使わない土鍋の焦げの落とし方
土鍋に水を入れ、火にかけてお湯を煮立たせて焦げをふやかします。
完全に冷めたら柔らかいスポンジなどで擦って焦げを落とします。
それで落ちないようでしたら、重曹で焦げ落としをして下さい。
土鍋を焦がさないために
土鍋を焦がさないためには、使う前に目止めをするのが基本です。
また、目止めは最初だけではなく、時々行うことをおすすめします。
最後に
結局、土鍋をダメにした私は、アルミ製の寄せ鍋を買って鍋焼きうどんを楽しむことにしました。
こちらの方が手入れが楽で良かったです。